6月の終わり、いつものように革靴でジョギング、途中スリップして顔面を強か路面に打ち付けました。おそらく右の頬骨に少しヒビが入ったのでしょう、痛みはそれ程でもありませんでしたが、顔の右半分が虫歯治療のときの麻酔を打たれた唇の様に、自分のものでありながらそうでないような状態が続きました。やっと最近顔が左右対称に近付きホッとしています。その間何度かの人前に立つ行事をこなしましたが、腫れ上がった顔を見た人は“むくんでいる?”“太ったかな?”などと色々な想像をされたのではないかと考えると、ちょっと冷や汗ものです。以後これに懲りて、革靴の底にはしっかりと滑り止めを貼ってもらい、再発防止に努めています。
そんなわけでここ3ヶ月あまり、腫れのため顔の右半分がなんとなくもやがかかったような状態でしたが、人前では出来るだけ顔の左半分を見せるように心がけ、スクールの夏のパーティーもなんとか乗り切り、8月7日には、スクール全員でも〜り〜君の故里、飯田にお父さん(森本吉和先生)のスクール30周年に行ってきました。
経費節約から当日朝6時50分の新宿のバスターミナルから出発です。思い起こすと前回の20周年の時もやはりバスでの飯田行きでしたが、なんと関根カップルが乗り遅れ、結果2人は電車で岡谷まで、そこから飯田までタクシーで・・・。寝坊の罰としてはあまりにも大きなダメージを彼らのお財布に与えた飯田行きとなってしまいました。
果して今回も私たちにしては早朝の出発、誰かが第2の関根組になりはしないかと大いに気を揉ませましたが、乗り遅れによる金銭的ペナルティーが皆我が身の如くこたえたのか、今回は全員定刻の30分前には無事集合、また車中での飯田までの4時間あまりも、予想された夏休み中の渋滞も思ったより少なく、ハードスケジュールは慣れっことばかりにスタッフには程良い睡眠時間となったようです。
飯田に到着してからは、さすがサービス精神旺盛のスタッフたち、早朝からのバス移動の疲れはおくびにも出さずに、リハーサル、ダンスタイムのお相手、プロのショータイムと、八面六臂の活躍をしてくれました。またショータイムでは、故里に錦を飾るまでとはいかないまでも中くらいの誇らしさに浸っている“も〜り〜君”のために、何もしなくとも目立つ“も〜り〜君”を本日の主役にとばかりに、フォーメーションの構成などで一層注目を浴びるよう気を遣ってくれました。以心伝心・・・。本当にスタッフたちには心より感謝です。そしても〜り〜君もその心遣いに応えるべく、いつもに増して鼻から蒸気機関車のような息を出し、残り少なくなった前髪を振り乱しての大熱演でした。また見る人もやはり暖かかった・・・。地元出身の“も〜り〜君”が登場すると、“田舎のプレスリーかダイエットに失敗したマイケル・ジャクソン”とばかりに大喝采です。
そしてパーティーが終わり、心地良い達成感に皆ひたりながら2次会、3次会と夜がふけるほどドラキュラのように元気づくスタッフたち・・・。私もそのスタッフたちと一緒に、おもわず年令も忘れ最後までお付き合い。久しぶりに楽しい仲間たちと時間を共にする実感を十二分に堪能した1日でした。
森本先生、30周年おめでとう!そして貴重な時間をありがとう。スタッフたちにも・・・