2013.10.30 Wednesday
過去と現代そして和と洋が交差する街、神楽坂・・・
先日の日曜日、普段は大きな声を出すと道行く人が振り返りそうな距離にありながら、仕事の関係であまり足を運ぶことが出来ない神楽坂に、久しぶりに出かけ驚きました。そこは夕暮れ時のデパートの地下食品街を思わせる程の人波です。以前はそれなりの人通りはあったものの、それ程でもなかったのに・・・。
たぶんそれはブームとなって久しい、テレビや雑誌などで取り上げられている見て歩き、食べ歩きの影響が大きいことは間違いありませんが、フランスの学校や企業が近くにあるため、ここ2、3年その人達のためのフランス料理店が数多く進出してきたのが、それに一層の拍車をかけたのだと思います。
時を重ね迷路のように入り組んだ、芸者さん達が雨の日など着物の裾を汚さないようにと敷きつめられた石畳の上を、雑誌を片手に幅広い年齢層の人達が、由緒ありげな老舗と新しく店を構えたフランス料理店を見比べながら、散策している・・・。過去と現代、和と洋が交差し仲良く調和している街、神楽坂・・・。そこはブームにだけ便乗した一時的な物ではなく、訪れる人がまた訪れたくなるような本物の魅力を備えた、富士山までとはいかないまでも、個人的には充分世界遺産に登録を申請したくなる、いつまでも人波の途絶えない東京を代表する散策の人気スポットです。是非皆様も、休日の昼下がりなどガイドブックを手に多くの人の波に身を委ねられてはいかがでしょうか・・・。